警備員は人生終了って聞くけど本当?
警備員として働いているけど、これからどうしていけばいいかわからない・・・
上記のように警備員としての将来に不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、警備員になったら人生終了というのウソです。
しかし、何も努力をしないままであれば、今後の人生の選択肢が少なくなっていくのも事実です。
この記事では、以下について詳しく解説します。
- 「警備員になったら人生終了」と言われる理由
- 警備員になっても人生終了ではない理由
- 警備員でも「人生終了」と言われないためにすべきこと
この記事を読めば、警備員で「人生終了」と感じた時の悩みが解消されるはずです。
「警備員になったら人生終了」と言われる3つの理由
警備員になったら人生終了と言われる理由は以下の3つ。
- 給料が低い・昇給しない
- 働いている人の常識がない(場合がある)
- 転職が難しい
順番に解説していきます。
給料が低い・昇給しない
警備員は給料が他の仕事に比べて低く、昇給もしづらいです。
警備員の平均年収は335万円と日本の平均年収の443万円より100万円程低い金額です。
上記は正社員の平均年収ですので、バイトや派遣で警備員をやる場合はもっと手取りが減ります。
一人で暮らしていくには問題ない金額かもしれませんが、家族を持つには心もとない金額です。
一般警備のままだと昇給もしづらいですので、警備員になったら贅沢な暮らしをするのは諦めなければいけません。
働いている人の常識がない(場合がある)
警備員として働いている人は常識がないという意見もあります。
実際に警備員をしている方の意見を聞くと、以下のような場合に「警備員は常識がない」と感じるそうです。
- 突然怒鳴る
- 残っている仕事があるのにサボる
- パワハラ、モラハラ
- 職場のモノを盗む
- 下品な噂話ばかりしている
当然上記のような人ばかりではありませんが、1人でもこのような人がいる場合は、安心して働くことができません。
警備員になるには特別な資格も不要で、他の仕事よりも就職のハードルが低いため、常識がない人が入ってきやすいようです。
私が警備のバイトをしたときも、仕事にやる気のない人たちばかりで、「ずっとここにいたらやばい」と感じました・・・
転職が難しい
一度、警備員になってしまうと他の仕事に就職するのが難しいです。
警備員は世間から「誰でもできる簡単な仕事」という印象を持たれています。(本当に誰にでもできるかは別として。)
そのため、転職市場では大したスキルがないと判断され、採用されるまでに至りません。
書類選考すら通過しないという話もよく聞きます。
以下は実際に警備員の方の声です。
結論から言いますと
一度でも警備会社に就職したら底辺ループから抜け出せない負け組人生確定です。
コレ冗談でも何でもなく、紛れもない事実なんです。
~中略~
もっと言うなら
「警備員なんて仕事をやるような人はうちの会社に来て欲しくない」
「警備員やってるような人に来られたら職場の民度が下がる」
「警備員なんかただ一日中旗振ってるだけか、突っ立ってるだけかの仕事しかできないような無能しかいないんだから、そんな人に来られても困る」と思われているから、応募しても全社からお祈りメールが来たり、派遣会社からも相手にされないんです。
厳しいですが、それが現実。ぼくの長い警備員人生でわかったたったひとつの事です。
警備員になったら確実に底なしのヘドロ沼にハマります
上記のような声を聞くと、警備員からの転職がどれだけ難しいものか想像できます。
これだけ悲惨な話を聞くと、警備員が人生終了という人の気持ちもわかる気がします・・・
警備員になっても決して人生終了ではない3つの理由
「警備員になったら人生終了」と言われますが、決してそんなことはありません。
警備員には以下のような魅力があります。
- 仕事が安定している
- 肉体的に楽
- 高齢になっても働ける
順番に解説していきます。
仕事が安定している
警備の仕事は需要が多く仕事が安定しています。
特に施設警備(1号警備)や交通誘導(2号警備)に関しては人手不足が目立ち、常に人員を募集しています。
警備業は警備業法という法律によって1~4号の区分に分けられています。
ビルや大学の施設警備は「1号警備」と呼び、交通誘導やイベントの警備は「2号警備」と呼びます。
特に夜勤や野外勤務となる場合は募集が少なくなる傾向にあるため、体力に自信のある人はこれらの仕事を狙っていくのもおすすめです。
夜勤に多く入ることができれば、警備員でも収入アップがねらえます!
肉体的に楽
警備の種類にもよりますが、ビルや大学などの施設警備(1号警備)は肉体的にかなり楽です。
施設警備の仕事は、巡回や警備室でモニターを監視、入館者の受付が基本的な業務になります。
そのため肉体的疲労はかなり少ないです。
また現場によっては、暇な時間は勉強や読書などをしてもいい場合があるので、そのような現場に出会えたらかなりラッキーです。
私はビルの受付のバイトをしたことがありますが、めちゃくちゃ暇で資格の勉強などをしていました。
高齢になっても働ける
警備員は高齢の方であっても活躍できる仕事です。
肉体的な負荷も少なく、ルーチンワークな面が強いため、高齢になってからでも就職がしやすいです。
令和4年の調査によると、警備員の数は60歳以上は全体の約46%、70歳以上は19.2%と非常に高い割合を占めています。
警備員の年齢 | 人数の割合 |
---|---|
30歳未満 | 10.2% |
30~39歳 | 9.6% |
40~49歳 | 14.7 |
50~59歳 | 19.5% |
60~64歳 | 13.0% |
65~69歳 | 13.9% |
70歳以上 | 19.2% |
上記表の通り、高齢でも働けるのは警備員の魅力の一つです。
警備員でも「人生終了」と言われないためにすべきこと
警備員が「人生終了」って言われないためには何をすればいいんだろう・・・
上記のように考えている方は、以下の3つの対策を行うことをおすすめします。
- 警備員に関連する資格を取る
- 社内で階級を上げる
- 転職サイトに登録する
順番に解説していきます。
警備員に関連する資格を取る
まず最初に挙げられるのは、警備員に関連する資格を取ることです。
警備員に関連する資格を取る場合のメリットは以下です。
- 資格手当がついて昇給が狙える。
- 有資格者しか担当できない業務に割り当てられるため希少価値が上がる。
資格を取ると直接給料に反映されるのは嬉しいですね!
警備に関連する資格の例は以下です。
- 警備員指導教育責任者
- 施設警備業務検定
- 空港保安警備業務検定
- 交通誘導警備業務検定
- 雑踏警備業務検定
- 貴重品運搬警備業務検定
- 核燃料物質等危険物運搬警備業務検定
漢字が多くて難しそうな印象ですが、特別講習を受講した方の合格率は60~80%とかなり高いです。
特別講習については以下のサイトを参照ください。
今の業務と関係のある資格を取るのもいいですし、将来的に業務の幅を広げるために資格を取るのもおすすめです。
社内で階級を上げる
社内で階級を上げて出世していくのもおすすめです。
階級を上げるには以下の方法があります。
- 昇格試験に合格する
- 会社の上層部に気に入られるよう努力する
階級が上がっていけば現場仕事は減っていき、体力的に楽なデスクワークで働くことができます。
前述した資格取得と合わせれば、昇格して大幅な昇給が狙えるでしょう。
社内で高い地位を獲得し、高収入を得られるようになれば、「人生終了」と感じることはなくなるはずです。
転職サイトに登録する
警備員として出世していくことには興味ないな・・・
将来も不安だから転職したい・・・
上記のように考えている場合は、異業種への転職がおすすめです。
警備員は資格を取ったり出世をしていけば収入は上がるものの、元の給料が低いためそこまで高い給料は期待できません。
また警備員は夜勤のシフトなどが入ると、プライベートの予定が組みづらくなります。
収入をもっと上げたい・ワークライフバランスを良くしたいという気持ちがあるのであれば、異業種への転職を視野に入れてみてはいかがでしょうか。
警備員から転職するならIT業界がおすすめ
もしあなたが警備員からの転職を考えているのであれば、IT業界の転職をおすすめします。
どうしてIT業界がおすすめなの?
それは、IT業界には他の業界にはない多くの魅力があるからです。
- 未経験からでも就職しやすい
- 年収が高く、昇給しやすい
- 柔軟な働き方ができる
- 専門スキルが身につく
- 将来性がある
- 肉体的に楽
給与水準も高いため2~3年経験を積んでスキルを磨けば、正社員なら年収400~500万、フリーランスとして独立すれば年収700万~800万くらいは割とすぐに稼げます。
IT業界は人手不足が深刻で、近年は異業種からの採用を積極的に行っているため、もしIT業界に興味があれば今がチャンスです。
IT業界に興味はあるけど何のスキルもないし不安・・・
なんか難しそうだし・・・
スキルがなくても大丈夫です!
ITの仕事はちゃんと勉強すればそんなに難しくないです!
IT業界への転職に不安があるかと思いますが、ウズカレITが提供している教育プログラムを受講しスキルを身に着ければ、IT業界への転職は余裕です。
相談は無料ですので、IT業界への転職について一度相談してみてはいかがでしょうか?
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まとめ
この記事では「警備員になったら人生終了」と言われる理由や、警備員でも「人生終了」と言われないための対策について解説しました。
警備員は立派な職業の一つであり、警備員になったから人生終了というのはありえません。
しかし、何も考えず同じ日々を過ごしていると、いざ警備員を辞めたいと思っても他の仕事に転職できないという危険性があります。
もしあなたが将来に不安を抱いているのであれば、社内での昇格・異業種への転職を真剣に考えてみることをおすすめします。
この記事が少しでも役に立てば幸いです!