お客さんにイライラしてしまうなんて接客業に向いてないかも・・・
アパレル店員やホテル・レストランのスタッフなどの接客業は、華やかで人気のある職業です。
しかしどの職場もかなり忙しいため、イライラして仕事を投げ出したくなった経験も一度はあるはず。
この記事では、上記のような悩みを抱えている方に向けて以下を解説します。
- 接客業でイライラする瞬間
- 接客業に向いていない人の特徴
- 接客業に向いていないと感じた時の対処法
この記事を読めば、接客業でイライラする生活を送らなくて済むようになるはずです。
接客業でイライラする瞬間
まず接客業でイライラする瞬間とは一体どのようなものでしょうか?
筆者の経験では以下4つの場面が、接客業で非常にイライラする瞬間です。
- 理不尽なクレーム
- 仕事が多くて忙しすぎる
- 売上へのプレッシャー
- 職場の人間関係
順番に解説していきます。
理不尽なクレーマー
接客業でイライラさせる原因の一つに、理不尽なクレーマーの存在があります。
理不尽なクレーマーとは例えば以下のようなものです。
- 料理がまずかったから代金無料にしろと要求してくる
- 宅配ピザを全部食べてしまったけど、注文した商品と違ったから新しいピザを持って来いと言う
- 去年購入した商品を今年着たらサイズが合わないから返品したいという
- 普通に接客していたら急にキレて「バカ野郎」などと暴言を吐く
- 「土下座しろ!」と恫喝してくる
意味不明なクレーマーの対応をしなきゃいけないから接客業はマジで大変です
理不尽なクレーマーは感情的で根拠もないような主張をしてくるため、プライベートでは絶対関わりたくないような人たちばかりです。
しかし客と店員という立場もあるため、実際には「申し訳ありません」と謝ることしかできないのが現状です。
難癖をつけてくるクレーマーに対面しても、反論することすらできないので、イライラするのは当然です。
仕事が忙しいのに給料が安い
接客業は慢性的な人手不足で、一人で担当する業務が多いためかなり忙しいです。
特に土日はお客さんでごった返すため、休憩をまともに取れず15時間労働させられるケースもあるようです。
また接客業(サービス業)の平均年収は322万円と日本の平均年収の443万円より120万円程低い金額ですが、
こんなに忙しいのに、給料が安すぎて割に合わない!
とイライラしてモチベーションも下がってしまいます。
売上へのプレッシャー
売上を立てなければいけないというプレッシャーも、接客業でイライラする要因の一つです。
店長クラスになると本部からの強いプレッシャーに耐えて、売上ノルマを達成しなければなりません。
ただ天候が悪かったりして客の入りが悪いなど、自分ではどうしようもない場合であっても、ノルマ未達の場合は「売れないお前が悪い」と詰められます。
ノルマ達成で給料が上がるとかであればまだいいですが、ノルマ達成が給与に結びつかない場合は、ただストレスが溜まるだけでしょう。
ノルマ達成したらせめて給料上げてくれ!ノルマ未達でも詰めないでくれ!
職場の人間関係
上記に加えて、職場の人間関係が悪い場合は一層イライラします。
接客業自体は好きでも、職場内で派閥ができて陰口が常態化していたり、自分が苦手な人と一緒にシフトに入ったりするとその職場で働くのは苦痛でしょう。
人間関係が悪いと、仕事上のコミュニケーションや連携がうまくいかなくなるため、仕事にも支障が出てきます。
人間関係が原因でイライラが続くと、心の病の原因にもなるので、早めに対処策を打つ必要があります。
接客業に向いていない人の特徴
以下の7つの特徴に当てはまる人は接客業に向いていない可能性が高いです。
- 不特定多数の人と話すのが苦手
- 臨機応変に対応できない
- 体力がない
- 短気で怒りっぽい
- 繊細で気が弱い
- マイペース
- マルチタスクが苦手
順番に解説していきます。
不特定多数の人と話すのが苦手
不特定多数の人との会話が苦手な人は、接客業に向いていない可能性が非常に高いです。
接客業ではお客さんとのスムーズな会話を求められますが、不特定多数と会話が苦手な場合はうまく対応できず、最悪クレームにまで発展してしまいます。
さらに、周りの従業員が社交的で接客上手な人ばかりだと、まともに接客できない自分が嫌になり、仕事に行くのがますますしんどくなります。
ちなみに私も不特定多数の人との会話はめちゃくちゃ苦手です。手汗やばいです。人と関わりが少ないIT業界は最高・・・
臨機応変に対応できない
接客業は臨機応変の対応が求められます。
なぜなら接客業は予期しない業務が毎日発生するからです。
例えば、あなたがアパレル店員だったとして、「このジャケットのもっと大きいサイズある?」と在庫がない商品についてお客さんから質問を受けたとします。
上記のような場合、近くの店舗に在庫がないか確認したり次の入荷予定を調べて伝えるなど、臨機応変の対応が求められます。
上記シチュエーションで「申し訳ありません。在庫を切らしています。」と回答するだけのような、臨機応変さに欠けた対応をしてしまうと、お客さんからの信頼を失ってしまいます。
体力がない
体力がない人も接客業には向いていません。
接客業は基本的に立ち仕事です。1日8時間以上、立って仕事をする必要があります。
立ち続けるというのは結構しんどいですし、品出しや在庫の移動、荷物の運搬など意外と力仕事が多いです。
また長時間労働(1日10時間~15時間労働)が当たり前の業界であるため、体力に自信のない人は接客業を避けるのが無難でしょう。
短気で怒りっぽい
短気で怒りっぽい方も接客業には向いていない可能性が高いです。
前の章で解説したように、接客業では理不尽な依頼やクレームに対応しなければならない機会が必ずでてきます。
そんな時に怒りを抑えられずに、お客さんに反論してしまうと更なるクレームに発展し、減給や最悪クビになる可能性があります。
理不尽な状況でも、冷静に怒りを堪えられる人でなければ接客業は務まりません。
繊細で気が弱い
繊細で気が弱い人も接客業で活躍するのは厳しいでしょう。
接客業はクレームやノルマのプレッシャーなどに物怖じせず、淡々と業務を進める必要があります。
繊細な人ですと、怒っているお客さんからのきつい言葉や上司からのノルマのプレッシャーに耐えきれず、メンタルを病んでしまい退職してしまう方も多いです。
トラブルが起こっても気にしない性格じゃないと接客業はしんどいです・・・
マイペース
マイペースな人も接客業では苦労する可能性が高いです。
接客業は速いテンポの仕事が求められるため、マイペースでおっとりした性格であると相当ストレスがかかるはずです。
一人でやる仕事であればマイペースでも問題ありませんが、チームワークが求められる接客業でマイペースだと「使えない」という烙印を押されてしまいます。
使えない認定されてしまうと職場で肩身が狭くなっていき、最終的にはメンタルをやられて退職してしまうというケースもあるようです。
マルチタスクが苦手
マルチタスクが苦手(同時に複数のことを対処できない)人は接客業には向いていないでしょう。
例えば、ショップの販売員の場合、
・商品の陳列
・電話対応
・顧客対応
・レジ打ち
・在庫確認
・店内の清掃
などの複数のタスクを同時にこなさなければなりません。このマルチタスクこそ接客業が忙しい原因の一つです。
もしマルチタスクが苦手と感じるのであれば、一つのことに集中できる仕事に就くことをおすすめします。
マルチタスクは脳がめちゃ疲れるので苦手です。
ITの仕事は基本的にシングルタスクなので楽です!
接客業でイライラして向いてないと感じた時の対処法
接客でイライラして向いてないと感じた時の対処法は以下の4点。
- 接客スキルを身に着ける
- 働きやすい職場に改善する
- 異動願いを出す
- 転職サイトに登録する
順番に解説していきます。
接客スキルを身に着ける
もし接客業を始めてまだ間もないという場合は、以下のような接客スキルを向上させれば、イライラする・向いていないと感じることは減っていく可能性があります。
- 顧客の表情や声のトーンなどから相手のニーズを察する力
- 顧客に気持ちよく話してもらうための傾聴力
- 押し売りと感じられないようなセールス力
接客が上手い人が同じ職場にいるのであれば、その人の接客を真似してみることから始めてみてはいかがでしょうか?
働きやすい職場に改善する
難易度は高いですが、もし店長や社員といった権限のある立場であれば、職場の環境の改善を試みるのも一つの手です。
例えば、働きやすい職場にするためには以下のような対応があります。
- 事務作業をすべて紙でやっている場合は、デジタル化して業務を効率化する
- 従業員同士で業務の連携が取れていない場合は、社内チャットや共有カレンダーなどのITツールを活用する
- 原因となっている長時間労働を削減するために、新規人材の採用に力を入れる
上記ほど大掛かりな対応ではなくても、身の回りでできることから少しずつ改善していけば接客業でイライラすることも減っていくでしょう。
転職サイトに登録する
今の店で働き続けるのは無理!
やっぱり接客の仕事は疲れたから他の仕事をやりたい!
そう思ったら転職サイトへ登録して別の会社を探してみるのがいいのではないでしょうか。
思い切って異業種への転職を検討してみるのも一つの選択肢です。
接客業の方は人と接するのが好きという気持ちがあり、コミュニケーションも長けている方が多いため、異業種でも重宝されるでしょう。
また、あなたが接客が向いていないと感じているのであれば、人と関わりの少ない業種への転職を視野に入れてみるのもおすすめです。
異業種へ転職するならIT業界がおすすめ
異業種へ転職するなら、IT業界への転職がおすすめです。
IT業界は給与水準も高く売上ノルマなどもなく、肉体的にハードな接客業と比べると楽です。
その他にも、IT業界には他の業界にはない多くの魅力があります。
- 未経験からでも就職しやすい
- 年収が高く、昇給しやすい
- 柔軟な働き方ができる
- 専門スキルが身につく
- 将来性がある
2~3年経験を積んでスキルを磨けば、正社員なら年収400~500万、フリーランスとして独立すれば年収700万~800万くらいは割とすぐに稼げます。
またIT業界は人手不足が深刻で、近年は異業種からの採用を積極的に行っているため、もしIT業界に興味があれば今がチャンスです。
接客業からIT業界なんて聞いたことないよ・・・
ITに詳しくないし不安・・・
IT未経験の人専用の転職エージェントがあるから大丈夫!
学ぶ姿勢さえあれば就職できるよ!
IT業界への転職に不安があるかと思いますが、ウズカレITが提供している教育プログラムを受講しスキルを身に着ければ、IT業界への転職は余裕です。
相談は無料ですので、IT業界への転職について一度相談してみてはいかがでしょうか?
\高年収と理想の働き方を手に入れよう/
まとめ
本記事では、接客業でイライラする理由と向いていないと感じた時の対処法について紹介しました。
接客が好きで憧れの接客業に就いたものの、体力的・精神的にも過酷な職業でもあり、向いていないと感じることも多いでしょう。
あなたの性格やスキルは接客業では生かせないかもしれませんが、別の職場であれば輝けるチャンスは十分にあります。
もし今の職場に不満があるのであれば、ぜひ勇気を出して一歩外の世界に足を踏み出してみてください!
きっとあなたにふさわしい職場が見つかるはずです。
この記事が理想の仕事に出会うきっかけになれば幸いです!